「伊勢熊野」エリアがジャパンエコトラック公式エリアに登録されました

県では、平成28年2月に策定した「三重まるごと自然体験構想」の実現に向けた取組を進めています。
このたび、ジャパンエコトラック推進協議会が認定するジャパンエコトラック公式エリアとして、「伊勢熊野」エリアが登録されました。これを機に、さらに三重の自然体験の魅力を発信していきます。

1 ジャパンエコトラックとは
トレッキング、カヌー、自転車といった人力による移動手段で、日本各地の豊かで多様な自然を体感し、地域の歴史や文化、人々との交流を楽しみながら、旅をする。そうした新しい旅のスタイルが「ジャパンエコトラック」です。統一されたデザインの公式ルートマップをベースに、ルート情報、協力店の情報、地域の魅力を発信し、受け入れ態勢を整備することで、旅行者の快適な旅をサポートします。
なお、三重県の「伊勢熊野」エリアは全国で15番目の登録となります。
詳しくは、ジャパンエコトラックのホームページをご覧ください。
http://www.japanecotrack.net/


2 ジャパンエコトラック「伊勢熊野」エリアについて

伊勢と熊野を結ぶ熊野古道伊勢路など、県南部を中心に三重の自然を満喫できるエリアです。
登録されたルートは、ハイクや自転車、カヤックのルートなど、合計8ルートです。
このうち、ハイクのルート総距離が223km、カヤックのルート総距離が211kmで、これまで登録された全国のエリアの中で最長となっています。

3 登録ルートについて
(1)熊野古道伊勢路
当エリアを象徴するハイクルートです。伊勢神宮と熊野三山という二つの聖地を結ぶこの道は、美しい石畳や竹林、峠から望む絶景などを楽しむことができます。

(2)伊勢熊野輪道
熊野古道伊勢路に並行して走りながら、海・山・川、それぞれの風景を楽しみ、伊勢から熊野へ向かう自転車ルートです。

(3)伊勢熊野海道
熊野灘をカヤックで巡るルートです。志摩半島の複雑に入り組む美しい海岸線や、熊野灘沿岸の楯ケ崎をはじめとした柱状節理の断崖などが楽しめます。上級者向けですので、ガイドの同伴が必須です。

(4)宮川・香肌峡ルート
宮川と櫛田川、三重を代表する清流沿いの河畔風景を楽しむ自転車ルートです。

(5)大台・大紀ルート
伊勢と熊野の中継点となる荷坂峠を境に、両地域の雰囲気の違いが感じられる自転車ルートです。

(6)紀北・尾鷲ルート
熊野灘を見渡し、漁村の雰囲気が感じられる海岸線を走るとともに、急勾配の山道に挑む自転車ルートです。

(7)千枚田・熊野川・七里御浜ルート
日本有数の棚田である丸山千枚田のほか、熊野川、七里御浜などを巡る自転車ルートです。

(8)SEA TO SUMMIT ルート
環境スポーツイベント「三重紀北SEA TO SUMMIT」(※)で使用されるルートです。
熊野灘の島々の間をカヤックで抜け、漁村の風景を楽しみながら自転車で走り抜け、絶景広がる便石山をめざします。

※三重紀北 SEA TO SUMMIT について
ジャパンエコトラックに登録された「SEA TO SUMMIT ルート」を使用した環境スポーツイベント「三重紀北 SEA TO SUMMIT」が平成30年11月17日(土)~18日(日)に紀北町で開催されます。環境シンポジウムで自然の大切さについて理解を深めていただくとともに、シーカヤック、自転車、ハイクで地域の自然を体感していただけます。

現在、参加者の募集を行っていますので、ぜひお申込ください。
詳しくは、三重紀北 SEA TO SUMMITのホームページをご覧ください。
http://www.seatosummit.jp/

 

 

ジャパンエコトラック伊勢熊野ルートマップおよび三重紀北SEA TO SUMMITパンフレットは、
↓こちらをご覧ください。
ジャパンエコトラック伊勢熊野 ルートマップ
三重紀北 SEA TO SUMMIT パンフレット